営業をするうえでの強みについて思い浮かばないので例を挙げてほしい
自分の強みが分からないので参考例が見たい
自分の弱みばかりが思い浮かぶので強みの例を知りたい
こんな人におすすめの記事となります。
この記事を読むと営業として働く上での自分の強みが分かるようになります。
自分の強みを発見するうえでの考え方や例を挙げますので難なく理解できると思います。
この記事を書いている私は20年以上にわたって営業をしています。
その中で人の強みと弱みについては表裏一体の関係にあるという結論を持っています。
自分の強みや弱みについて何も浮かばないという方はこの記事を読んでくださればほぼ困ることはないと思います。
面接で強みを聞かれたら
自分の強みというのは意外とわからないものです。
相手に対して遠慮してしまうところがあるのだと思います。
こんなことが強みといえるのだろうか、といったような気持ちがあるため、なかなか自信をもって自分の強みというのを言えない場合もあります。
しかし悩む必要はありません。
あなたの弱みこそが実は強みなのです。
ですので自信を持つも何も、誇張するほどのものでもないし、虚勢を張るようなものでもないのです。
これは苦手だけどその反面、こういうことは比較的できるといったような感じでよいのです。
強みは弱み逆もしかり
強みと弱みを考えるうえで、理解しておかなければならないことがあります。それは、強みは弱みでもあり、弱みは強みでもあるという事です。
強みと弱みが分からないという方に多いのは強みと弱みを別のものであると考えていることです。
強みは逆に見ると弱みになるのです。
要は見方一つであなたの強みは弱みにもなり、弱みは強みになるのです。
ですので、強みが分からないという方は自分の弱みを思い浮かべてそれが強みとなる状況がどのようなものなのかという事を考える必要があるのです。
以下にはよくある弱みとそれがどのような強みとして営業でいかせるのかについて記したいと思います。
内気な人の強み
営業をするうえでよく内気な人は営業に向かないのではないだろうかという考えを持たれる方がいますが、内気であっても全く問題ありません。
営業というのが、物を売る、売り込むといったイメージが強いからだと思います。
ところが、実際の営業というのはただがむしゃらに売り込めば終始うまくいくほど簡単なものではありません。
客先の求めているものを売って初めて売れるのです。
ですので、客先の求めているものをつかむという事が非常に重要な仕事になってくるのです。
内気な人は相手の話を聞くという事が得意です。
自分から話しかけて何かをするという事は苦手なのかもしれませんが、受信は得意なのです。
相手の言いたいことが何かを受け止める、よく聞く、つまり傾聴というスキルがナチュラルに備わっているのです。
自分からガンガン行くタイプの人は傾聴という事が苦手な人もいます。
相手の言う事よりも自分が何を思ってどう感じたかを聞いてほしいと考えているタイプです。
これはこれでよいのですが、時として傾聴がおろそかになってしまうことがあります。
内気な人に傾聴が得意である人が多いのは、実体験からも納得できるところです。
客先は自分の言うことに耳を傾けてもらえると非常に安心感を覚え、また、満足感を覚えるものなのです。
内気な人はこの傾聴というスキルを大いに活用してください。
相手の言っていることには何が売れるかというヒントが豊富に入っています。
素直に相手が欲しいと思っているものを差し出せばよいのです。
ですので、内気な人は営業に向いていないというのはただの思い込みにすぎません。
相手の言っていることを良く聞くことが出来て、その中からニーズを引っ張り出すことができるというのは非常に大きな強みとなります。
短気な人の強み
短気は損気といわれることが多々あります。
確かに短気は時としてマイナスに働くことが多々あるかと思いますが、マイナスだけかというと決してそんなことはありません。
短気な人はまどろっこしいことが嫌いです。いつまでも結論を先延ばしにして満足に現状を変えられないようなことを嫌います。
逆に、その場その場で問題を即座に解決していきたいというマインドが常に働いているので、自分の責任下にある問題を先延ばしにしたり、悪化していく現状を放置するようなことはしません。
いつまでたっても結論の出ないような議論を避けますので、問題解決が速いのもこのタイプの特徴です。
大きな問題をじっくりと時間をかけて解いていくような作業は得意ではありませんが、あーでもないこうでもない、といったような延々と結論が出ないような問題にこのタイプの人を放り込むとあっという間にカタが付くことがあります。
全ての人が満足するような手立ては取れませんが、最低限の折り合いをつけて次に駒を進めるということが出来ます。
言い方を変えれば小さな決断を次々と処理していく事が得意なタイプでもあります。
ですので、このタイプの人は物事を推進していくパワーを持っているといえます。
組織というのは緩慢になりがちですので、こういった人が物事を推し進めていくという事が功を奏することも多いのです。
ですので、自分の弱みが短気であるという人は、その反面において都度都度の決断や判断は得意なので物事を推進することで貢献できることが多々あるという事をアピールすると良いと思います。
優柔不断な人の強み
優柔不断であるという事も時としてマイナスな印象を持たれてしまうのですが、優柔不断であってもこれが強みとなるような状況はいくらでもあります。
優柔不断であるという事は、あらゆる細かいことや取った措置によって将来的に問題が起きるのではないだろうか、どっちが得になるだろうかといったような考えが頭を巡ってしまうがために決断できなかったり、行動に移せなかったりするのですが、これは逆を言えば用心深いという事と未来における問題が何か発生しないか、どっちが得かといったことをシミュレーションする能力に長けていることを意味します。
ですので、即決したい人からすると「そんなことまで心配してたの???」といったような思いを持たれることも多々あるようです。
しかしながら、こういう物事を熟慮するという事は未知の危機を想定したり、最悪ベースでの考え方が端から身についているタイプですので、大きな失敗をすることはほとんどありません。
ですので、営業においても客先の見落としや将来に問題となりえるような芽に気が付くことが出来るため、とても重宝されます。
特に相手のミスや見落としに気が付くことが出来れば一気に感謝され、信頼を勝ち取ることもできます。
よって、優柔不断である方は、即決はあまり得意ではないものの、問題が潜んでいないか、将来的に問題になるようなことはないかといったことに注意を配ることが得意であり、トラブルを未然に防いだり、大難を小難に抑えるといったことが出来ることをアピールすると良いでしょう。
自分の弱みとともに強みを主張するので非常に説得力があります。
面接のときなどの参考にしてみてください。
弱みはわかるけど強みが分からない人へ
あなたの弱みは強みです。
もしも、弱みはわかるけれども強みが分からないとい方は、気軽にコメントをお寄せください。
私が思うあなたの強みについて何かコメントできることがあるかもしれません。
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