売上に対する粗利益率の計算方法が分らない
粗利益率と言われたが計算式が分らない
粗利益率と売上の関係が分らない
粗利益率がなぜ重要なのか分らない
こんな人におすすめの記事となります。
この記事を読むことで売上に対する利益率の計算方法が分るようになります。
この記事を書いている私は20年以上営業マンとして会社で働いています。
営業成績は過去の累計粗利益高が全社1位です。
会社平均の粗利益率は23%ですが、私の平均粗利益率は40%強です。
何にも増して利益率を注視してきたのでアドバイスができるかと思います。
売上に対する利益率の計算
売上に対する粗利益率はこう計算します
先ず粗利益率の計算式を下記へ記します。
粗利益率とは何か
粗利益率とは売上に対するざっくりとした儲けの率を言います。
まず、粗利益が売上に対してどれくらいあるのかが重要になります。
この率が低いと経営が苦しくなったりします。
この率を無視して適当に売っていては、売っても売っても儲けが残らない、めちゃくちゃ忙しいのに赤字になるということになりますので、重要な指標と言えるでしょう。
ただし、この利益率というのは業種によって全く異なっていますので、一律に世界標準値があるわけではありません。
薄利多売の業種では当然平均的に利益率は低くなります。
例えば商社なんかがそれに当たります。
商社は物を右から左へ渡すだけでやっていることは売りたい人と買いたい人のマッチングです。ですので、製品を製造する機械も不要で、かつ工場もいりません。場合によっては在庫すらいらないのでこういった固定費がかかりません。
更にマッチングに特化すれば物すら中継する必要も無く、伝票を右から左に流すだけになりますので、会社の資産もほとんどいらなくなります。
まさに電話一本で商売ができるというやつです。
この場合は、製品にのせる利益幅も少なくなるのが常です。
商社の仕事は製品を作ることではなく、紹介料のようなものでしかないわけですから、製品そのもので儲けているわけではないのです。
よって、数パーセントの粗利益率で多く回すということが仕事になるわけです。
逆に、メーカーの場合は製品を紹介して回ることが仕事の中心になるのではなく、製品を作ることが仕事の中心になりますので作った物を高く売る事が重要になります。高く売るためには良い製品が必要になりますので、物を作ることに注力するわけです。
すると、他社とは異なる価値を提供できる製品しか生き残れなくなるので、そういった製品は利益率が高くなります。他社にもある製品は量産化してスケールメリットを生かし安値競争に突き進まざるを得ないのでどこかで無理が来ます。
よって、無理が来た製品からはメーカーは撤退するため、結局メーカーとして残れるのは利益率の良い製品を製造している会社だけになります。
ですのでメーカの利益率が商社よりも高いというのは当たり前のことなのです。
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