売るためにはコツがある
売るためには売り込むな
先ず商品を売るためには売り込まないことが重要です。
とにかく相手を説得して商品を買ってもらおうと、あなたからは「この製品を買って欲しいです」というオーラが出てしまいます。更に悪いことに押し売りしようとすると、人は本能的に「価値の無い商品だから売れていない、だから無理矢理に売ろうとしている。損する可能性が高そうだから逃げよう」といった思考が瞬時に働きます。
こうなると絶対に売れません。
むしろ、悪評すら立ちかねません。
一度でも悪評が立つと営業マンとしてその相手に対しては再起不能になりかねないので気をつけてください。まずはこれが重要です。
売るのではなく商品の特徴をよく説明する
これは意外と見過ごされることなのですが、売るためにはその商品に対する深い知識が必要です。製品のことを何となく知って売ろうとしても不思議なことに大して売れません。
重要なことは製品に関することであれば何でも知っている状態にまで自分の知識レベルを持って行く必要があります。原材料の種類や特徴、原材料の産地、加工の仕方、どういった加工ができる機械が使用されているのか、その機械のメーカはどこか、などについて知り尽くしているのが理想です。
一見すると売るためには関係なさそうに感じるかもしれませんが、この知識があると無いとでは雲泥の差があります。知識があると客先はあなたに対して強い興味と信頼を持ってもらえます。
そこまで知っていると言うことは製品について分からない事が発生しても簡単に回答してもらえそうだと思ってもらえることでしょう。そして、その商品にはあなたの知識やサポートという信用やブランドが付くのです。
これが物を高く売るためには必要不可欠です。
売るのではなく信頼してもらう
あなたに対する信頼が客先から生まれると、色々と相談してもらえるようになります。
こういった状態だけれども何か良い製品はないか、といった相談です。
こうなると勝手に買ってくれます。
相手が望む物を差し出せば良いのですから。
買う方はあなたから買いたいので、値段も予算内に収まりさえすればどうでも良いの言うのが本音だったりします。
それよりも、困ったときや専門的な知識が欲しいときにすぐに応えてくれるあなたという存在が重要なのです。
時にはあなたから買いたいがために、指し値をくれたり、向こうの社内でこちらの製品が成約するように上手く調整してくれるようになったりします。
信頼してもらえれば奇をてらった営業をしなくても売れるのです。
これが営業のコツです。
コメント