営業の基本が分らない
基本は大切だと言われるがその基本についてどこにも書いていない
営業の基本を知りたい
こんな人にお勧めの記事となります。
この記事を読むと営業の基本が何かが分るようになります。
この記事を書いている私は、20年間以上にわたって営業マンをしています。
営業成績は過去の累計粗利益高で全社一位です。
営業の基本についての私なりの答えを持っています。
営業の基本が分らない
基本は大事だけど営業の基本とは何なのか
学生時代は考えれば答えがある世界がありました。
ところが、社会に出てみると、いきなり答えが無い世界が広がっています。
特に営業となると、もはや決まったものが存在しない世界ですので毎回が暗中模索になります。
どうすれば物が売れるのか、という問いに毎回向かい合わなければならないのが営業マンという仕事なのです。
なぜかというと、我々営業マンが相手にするのは人であり、市場であり、状況一つで答えが変わる世界にいるのです。
こうすれば確実に儲かるといったものはプロの世界にはありません。
昨日までは購入してくれそうだった顧客が購入してくれない、購入すると断言してくれた客先が購入してくれない、逆に買ってくれるとは思っていなかった客先から注文が入ってきたりとこちらの都合ではどうにもならない世界があるのです。
この記事を読んでいるあなたはきっと真面目な方です。
基本が大事であることを知っているのです。
何から取りかかって良いか分らないときは基本に立ち返るのが良い、そう知っているがために営業の基本を探してここにたどり着いたのではないでしょうか。
ここでは、そんなあなたに答えを示したいと思います。
これは私の営業マン人生の集大成でもありますので参考にしていただければ幸いです。
営業のすべてに共通する基本
先に答えをここに記しておきます。
営業の基本は客先からの信用です。
これさえしっかりと手元に置いておけばあなたの営業人生が揺らぐ事はありません。
信用は大事であるということは皆様も聴いたことがあると思いますが、これは動かしようのない事実なのです。
そしてこのことは、非常に奥の深い事でもあります。
なぜならば、これこそが営業マンに共通するの行動指針になるからなのです。
基本の基本の基本です。
どのような業種の営業にも共通する最重要事項であり、思った以上に深いところでつながっている根っこに当たるものなのです。
皆さんは会社の外に営業に出かける際に答えがない世界で何を目標に行動されますか。
私は、客先からの信用を得られるように行動することにしています。
原価がいくらだから何をいくらで売ろうといったようなことは非常に些細なことであり、テクニック論のようなところです。営業マンのマナーや名刺交換のやり方、大まかな流れなども同じです。
これらのことは基本として教えられることが多いのですが、あくまでも客先からの信用を得るためのテクニック的なところに過ぎないのです。
営業の極意は信用なのですが、それを教えられる人も少ないことや、ただ単に信用と言っても「ふーん」で終わったりするので通り一辺倒の常識的な事として教えているだけのことなのです。
ですが、営業の基本は間違いなく信用です。
皆さんが客先に行ってとる行動はただ一つ、信頼を勝ち取るため、信用してもらうためにはどうすれば良いかを考えて行動するのです。
迷ったときはどうしたら信頼されるかを考えて行動するのです。
営業はそれが基本のすべてだと私は考えています。
基本を押さえれば後の営業がラク
先に答えを書きましたが、営業の基本は信用です。
何故これが重要かというと、これを分って行動するか否かで後々にとんでもない差が生まれるからです。ちょっと極端なことを言えば、サラリーマン人生の後半はほとんど仕事をしなくてもすむようになります。何も考えていない人が10時間かけてやるところを1時間もやれば、10時間かけてやる人の数倍の結果が出ます。
それくらいに差がつきます。
客先からの信用があれば、必死にものを売り込む必要もないのです。
勝手に良い話を持ってきてくれます。
その仕事にしっかりと応えれば良いのです。
こうなると会社内でも色々と世話を焼いてくれる人が出てくるので、事務仕事をやることもなくなってくるので気ままに外に出かけて帰ってくるという形になります。
それでも営業成績で会社に迷惑をかけるような結果にはならないのです。
ここまで来ると会社側も大して気にとめなくなり、いわゆる放し飼い状態になります。
慢心と言うことは気をつけなければなりませんが、逆に言うとこれ以上やっても(会社としてはやられても)会社側も決まった給与しか払えないので何とも言えない気まずさというものがお互い滲み出てきます。
よって、お互い適当に処するという形になるわけです。
何度も繰り返しますが、営業の基本は客先からの信用です。
どうしたら顧客に信頼されるか、信用されるかを考えて客先に向かってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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