営業が楽な業界を知りたい
堅苦しい業界での営業は嫌だ
自分に与えられた裁量権が大きくて自由度の多い業界で営業をやりたい
こんな人におすすめの記事となります。
この記事を読むと営業が楽な業界というのが、営業マンに与えられた自由度といったもので見た際にどのようなものなのかが分かるようになります。
この記事を書いている私は営業歴20年の会社員です。
二つの業界で営業を担当した経験があります。
その二つを比べてみて楽な営業の業界というのはどのようなところなのか記します。
営業が楽な業界はどこ?
まずは当たり前のことですが、私は全ての業界で働いたことはありませんので主観でしか語れませんことをご承知おきください。
私の経験で語れるのは電子部品業界と建設業界の二つだけです。
この二つの業界で見てどっちが楽か、そしてどれくらい楽かという事を語らせていただきます。
あとは、言うまでもないのですが、社風によって楽かどうかは変わりますので業界という意味ではあまり参考にならないかもしれません 笑
結論から!電子部品業界と建設業界で比較すると?
電子部品業界といっても色々とあるのですが私が経験した業界というのは家電製品などに使用する細かい部品を取り扱う会社です。
一部上場企業ですので、その業界で知らない人はいない会社です。その本社営業本部で働いていました。
また、建設業界というのも色々とあるのですが、私が働いているのは従業員数100名前後の中小企業で、電気設備関連のメーカです。
財務内容で言えばどちらも全く問題のない会社で会社の財務体質はどちらも文句のつけようのないレベルの会社です。
面倒なのでここに結論を記しますが、楽なのは建設業界だと思います。
建設業界の方が楽
なぜならば、取り扱うものが建造物となりサイズが単純に大きく、本当に様々なタイプの人々が総がかりで建造物を完成させる業界ですので非常に懐の広いところがあるからです。
言葉を選ばずに言えば、その日暮らしで生活をしているような方から、東大院卒レベルの人、出稼ぎ外国人までがごっちゃになって働く業界なのです。
それだけ、雑多な人々が介在する業界なので当然ながら業界として柔軟性が求められるのです。良くも悪くも適当なところが多分にあるのです。
営業においてもこのような柔軟性が多分に発揮されるところがあり、人情や感情的な部分が大きくその信用に影響するところがあるのです。
また、価格というのも有って無いようなものですので、値付けも言い値に対して予算が見合うのかといったような適当なところがあり、営業マン個人の信用やコミュニケーション力によって営業成績が変わるところが多分にあります。
人としての信用を得られるようになれば、受注に苦労するようなこともないのではないかと思います。
よって、営業マン個人に与えられる裁量権が非常に多くなります。
自分のペースで仕事を組み、自分の考えをもって仕事を進めることが出来る余地が多いのです。
いわゆる放し飼い状態というやつです。
電子部品業界はきっちりしている
一方の電子部品を取り扱う業界というのは良くも悪くもキッチリしています。細かい部品を均一に大量生産しますので、何に対しても非常に計画的です。
計画的に物事を進めないとまともなものはできないので当たり前のことです。営業販売計画の精度がかなり重要になってくるところがあります。
良い製品を製作するためには市場予測が重要となるため、営業マンはこういった情報をまとめたり、情報収集したりして販売計画を立てることになります。
よって、営業マン個人の信用で物事を動かすのではなく、計画的に需要予測をし、自社製品のアピールを客先で行い、客先製品の量産化製品の部品に自社製品をねじ込んで使ってもらうことがその職務となります。
当然ながら個人の裁量権も建設業界と比べて小さくなってきます。
なぜならば、部品の量産といってもその人の信用があれば実現できるようなものでもなく、きちっと一つ一つ理由付けを行い、計画的にタスクを処理していくようなところがあるからです。
上司は、営業マンが計画的に行動しているかを監視しますので放し飼いというものとは程遠いところがあるのかもしれません。
しかしながら、これはきちっと計画的に物事を進めていきたいタイプの方からすると楽に感じるかもしれません。
建設業界は場合によっては鬼が出るか蛇が出るかわからない中でどうにか形にしていくような柔軟性を求められるので、カオスな状況が苦手な方からすると電子部品業界の方が比較的理路整然と進めていく事を目標としているところがありますので楽に感じるかもしれません。
まとめ
営業マンの自由度や与えられた裁量権の多さからいうと建設業界の方が電子部品業界よりも多いと感じました。
企業規模も裁量権にかかわるところかと思いますが、おそらくは建設業界の方が多いのではないでしょうか。
建設業界というのはどうしてもマンパワーが大きな要素を占めてくるため、人に頼るところが多く、人による柔軟な対応力が求められてくるため、どうしても営業マン個人の裁量に任せるところが多くなるように思います。
結果として裁量権が大きいため自分の加減で仕事を調整できるので楽をしようと思えばできるわけです。ある程度の実績を上げたら後は適当に時間を処するということが出来たりします。
営業マン個人に与えられた裁量権の多さ、大きさの違い、これが建設業界の方が楽であると結論付けた理由です。
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